ソーラー温水器とは？

太陽の熱を利用して水を温めて貯湯し、給湯する蓄熱式の給湯器のことを言います。

ソーラー温水器は、太陽光の４０～５０％を熱として利用できるのと、自然界から得られるエネルギーを利用した機器（太陽光・風力など）の中では、エネルギーの変換効率が最も優れていて効率が高い。
耐久性においては、20年程度と長いのも特徴である。ソーラーパワー（太陽熱利用）は、新エネルギーとして指定されており、新エネルギー利用促進に関する特別措置法（新エネルギー法）で設置に対して自治体から補助金や融資優遇制度などが設けられています。

ソーラー温水器は、主にタンク一体型（集熱器（ソーラーパネル）と貯湯槽が一体型になったもの）とタンク分離型の２つ主流となっています。集熱器は、一般的に平板型集熱器（最もシンプルな平板型の集熱面を持つタイプ）と真空管型集熱器（内部が真空状態のガラス管を多数並べた構造のタイプ）がもっとも多く用いられています。タイプによっては、設置価格や性能の面で差があるなどそれぞれ一長一短はあるようですが、設置を考える場合には、設置費用や各タイプの特徴を加味した上で選ぶ必要があります。国や都道府県、市町村から補助金などの制度があり、比較的低コストでの導入が簡単であることや耐久性もエネルギー変換効率も高いソーラー温水器です。気温や日照条件に左右されることはあるものの、設置によって給湯のエネルギー消費を節約できて光熱費の大幅な削減につなげることが可能とされています。また、ＣＯ２などの有害物質を排出しない（極端に少ない）クリーンエネルギーである太陽熱利用は、地球の環境保全にも大きく貢献しています。

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